求職者にとって転職エージェントは心強い存在ですが、最大限に活用するためにも押さえておくべきポイントがいくつかあります。転職エージェントを利用する前に理解しておくことで転職成功の確率がより高まります。
転職エージェントに登録するとキャリアアドバイザーがついて様々な面でサポートしてくれます。転職先が決まるまでキャリアアドバイザーと連絡を取り合いながら進めていきますが、この時に注意したいのは連絡が来たら素早く返信する、ということです。連絡が早いと転職へのモチベーションが高いと判断されるため、条件のよい非公開求人や倍率の高い人気求人を優先的に紹介してくれるからです。これらの求人は締め切りが早いため、希望していてもチャンスが巡って来ない可能性もあります。しかし、情報を優先的に教えてもらうことができればそのようなチャンスを逃すこともありません。希望を叶えるためにはスピーディーなやり取りが重要です。
キャリアアドバイザーとのヒアリングでは希望条件だけでなく転職の時期も聞かれます。どのように答えればよいのか迷ってしまうかもしれませんが、質問されたら「気に入ったところが見つかったらすぐに」と答えるとよいでしょう。転職に対する熱意が伝わるためキャリアアドバイザーの印象がよくなります。「特に決まっていない」とネガティブに答えてしまうと熱意が伝わらず、優先順位が下がってしまう可能性があります。
少しでも条件のよいところに転職するために、経歴やスキル、持っている資格などについて嘘をつく人がいます。しかし、そのような不正をしても条件のよい職場に転職できるとは限りませんし、転職後に自分の能力を超えた仕事を与えられる可能性もあります。また、経歴を詐称していたことが公になると、転職エージェント自体の信頼も傷つけてしまいます。正直に情報を伝えましょう。
求人数が膨大でも希望条件をすべて叶える求人が常に存在することはありません。「これは外せない」「この条件は妥協できる」など優先順位をつけておきましょう。条件がある程度絞られるため探しやすくなりますし、自分にマッチした求人が見つかる確率も高まります。
サポートの内容に惹かれて登録したものの希望する分野の求人をあまり扱っていないという可能性もあります。しかし、複数の転職エージェントを利用することでそのような問題を解決できます。また、より多くの求人を見ることができるので選択肢の幅も広がります。